遊び（練習）のときに、できるだけ実戦に近いドリブルをさせたいと思っていますが、これが難しいんですよね。試行錯誤しているメニューのひとつですが、今はこのパターンでやっています。カラーコーンで作ったゴールの手前３ｍくらいのところに違う色のコーンで幅５ｍくらいのゲートをつくります。さらに手前４～５ｍくらいのところに子どもたちのスタート地点をマーカーでつくり、いろいろな状況をつくってドリブル、シュートをします。
【バリエーション】
・ゲートの真ん中にコーンを立て、右コース、左コース好きな方を抜けてシュート
・上の続きで、コーチが右コース、左コースのどちらかに立ち、コーチがいない方を抜けてシュート
・上の続きで、子どもたちがスタートしてからコーチが立つ方を変える。ドリブルしながら前を見ていないとコーチがどちらに立っているか分からないので自然にルックアップする。
・ゲートの真ん中のコーンを取り去る。子どもたちはゲートにいるコーチを避け、ゲートを抜けてシュート
【ポイント】
コーチがボールを取りに来ると慌ててボールをボーン！と大きく蹴り出してしまう子が多いです。実戦ではすぐに相手にボールが渡ってしまいます。ルックアップしてスペースのある方に、慌てずにボールを運べるようになるといいですね。
【ポイント２】
列を作って順番を待たせる練習はキッズ世代ではタブーとされています（そこまでではないか）。この遊び（練習）では、とにかく待ちが少なくなるように、間を開空けずにどんどんスタートさせ、流れを作るようにしています。
子どもたちが地面にお絵かきしたり砂遊びするのは、子どもたちが悪いのではなく、遊び（練習）の組み立てや進め方が悪いのだと思っています。
