この本には、ドリブルやフェイント、シュートなどのトレーニング方法は一切書いてありません。試合に勝つための戦術や決定力を上げるための心構えなんかもです。
「自由」「自律」「フェアプレイ」。本当に子どもを伸ばすには大人はどう考え、子どもたちを導いたらいいのか。サッカーのみならず、子どもに接する大人が心得ておくべき大切なことが書いてあります。
タイトルを見るとよく分かりますが、子どもの「サッカー力を伸ばす」とか「サッカーで活躍する」じゃなくて、サッカーで「子どもを伸ばす」ための本なんですね。シリーズもたくさん出てますが、まずはこれから。ぜひ読んでもらいたいです。
『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』
著者：池上 正
発行：小学館
